デッドストックのフランクトーマス!ボックス付き!
今まで見た中で一番状態が良い!のですが、ソールは手ではがせちゃいました。
経年劣化。年月には逆らえません。でも、今から火の鳥のように甦らせます!
ちょっと話が飛んで、こちらは1805年頃のボタンアップブーツ。200年以上存在し今だに履くことができます。
http://london-cobbler.com/blog/2011/12/14/1800s-button-boots/
http://london-cobbler.com/blog/2013/05/30/mepastpresentfuture-meet/
最良のリペアは、あなたが生きている間、それ以上に長持ちさせることが可能になると思いませんか?そう、不死鳥のように甦るのだ!!
そして、当店のリペアチケットです。
英国ポンド表記なので、2000円が、2000ポンド(円安なので今だと約40万円)になり、イギリスの方がひっくり返りそうになりました(笑)
SHOES WORTH WEARING ARE WORTH REPAIRING
履く価値のあるシューズは、リペアする価値がある
そう思いませんか?思いますよね!!
そして接着修理は無理なんです。すぐ取れるか、接着剤の厚塗りで動きがなくなり(履いて歩くのに、ソールに動きがないなんて拷問(プレイ?)ですよぉ)硬くなってしまいますし=フットベッドがBADになってしまいます。そうなるとブーツ自体にダメージを与えることになります。せっかく大切なブーツに巡り合えたのにそんなのイヤですよね?
今回はレザーフットベッド+シングルレザーソールヴィンテージ仕上げ+TOE/HEELSメタルでアッパー以外は全て一から作り上げます。
仕上がりは Lewis Leathers/ルイスレザーのように!
こちらもヴィンテージ(1960’s)のルイスレザー モーターウェイブーツ
途中経過
レザーフットベッドを新しく作り直し、ハイクラスレザーソールでマッケイステッチ!
レザーソールに縫い=マッケイステッチを入れているので、
「嫌ダッと言っても愛してやるさ!」
もとい、イヤだと言っても、取れたり外れたりすることは無くなったわけです!
元々のソールとフットベッド
After
蹄鉄型のヒールプレートは専用のネイルス(釘)を使用します。つま先のプレートはねじ止めなのですが、そのままネジで留めたりすると、せっかく縫いをかけたステッチを切ってしまいます。ネジで止めるプレートの時にはプレート自体に細工をして、ステッチを切らないようにする必要がありますが、イギリスで修行したコブラーじゃないとできない技なんですよ♪
レザーソールはヴィンテージ感を醸し出す仕上げです。お好みでブラックソールにもナチュラルソールにもできますよ!
みごとによみがえったブーツで、この先も末永〜く愛用してくださいね!