ジョージコックス エンジニアブーツ シャークソール交換です。
シャークソール(リップルソール)の生い立ちは1942年。斬新な形ですが、歴史は古く、このソールはジャングル戦(パナマ、ニューギニア、フィリピン、ベトナム)に使用されました。
快適で、跳ねるように歩ける、とのことで、一般的なシューズにも採用されました。
当時の広告がこちらです。
ちなみにラバーソールは砂漠戦です。ジョージコックスのラバーソール=CREEPESS は、
別名 Brothel Creepers= 売春宿 で コソコソ這い回る という意味があります。
どういうことかと言いますと、砂漠戦で使うブーツ=デザートブーツのソールは天然のゴムでできていて、砂がくっつきにくいんですね。また、コブラーのレインブーツでもご紹介していますが、雨にも強い!
http://london-cobbler.com/blog/2015/06/15/砂地でも岩場でも%E3%80%80ジョージコックス編/
http://london-cobbler.com/blog/2015/05/25/今日も雨-楽しくなるコブラーのレインブーツ♪/
帰還兵がデザートブーツで遊びに行く→たとえばロンドンSOHO→裏道は水たまりなどでぐちゃぐちゃ→天然ゴム=クレープは水にも強い→遊ぶ→宿でも家に帰ったときもクレープソールは音がしない→家族、嫁にバレない
そりゃあ、重宝したらしいです(笑)
そういった経緯から、Brothel Creepers と呼ばれているわけです。
確かに足音がしないので、近づいていることに気づかれずびっくりされることがあります。
さて、別注ヴィヴィアンウエストウッド仕様とジョージコックス仕様ではシャークソールの組み方が違います。今回はシャークの刃の向きはジョージコックス仕様で、フロント部分の仕上げはヴィヴィアン仕様でソールを交換しました。
Part2に続く。。。