ヴィヴィアン・ウエストウッド
3インチ(約7.5cm)ヒールのパイレーツブーツです。
Before
年末年始のお休みは、ロンドン時代に見過ごした(TVライセンス(受信料)を払わなければならない関係やフラットにテレビがあったりなかったりで。)海外ドラマの続きを、実に10年越しで、観て過ごしました。
ダブルデッカー(2階建バス)にドラマの広告が大きく貼られたりしていたことや、水曜日の放送を楽しみにしていたこと、いろいろな人種が出てくるドラマなので、ロンドンにいる自分たちも感情移入できたのをよく覚えています。
ドラマの設定の 漂流と闘いと脱出と無人島 の影響だと思うのですが、
パイレーツブーツが無性に履きたくなりました!
当時毎週楽しみにしていたドラマということもあり、その頃のロンドンでの思い出が一気にわーっと押し寄せながら、今年がスタートした感じです。自分がヴィヴィアンモードなので、お問い合わせ、ご来店にヴィヴィアンやロンドンつながりな方が多く、今年も幸先良くスタートできそうです♪
(そして今年も前置きが長いですねw)
ソールは通常のパイレーツブーツに比べると、1mmと薄く、ソールのエッジはアッパー側に湾曲しているスタイルです。
外で1度履いたのですが、アスファルトのボコボコした部分を足裏に感じて痛く、普段はクロケットアンドジョーンズ派の私には拷問のよう。。。ピンヒール派のお姉さまの気持ちがよくわかりました。
その日は、泣きそうになりながら帰宅しました。
このままじゃ歩けないわ。。。
コブラーさんに相談して、普段7cmヒールを履かない私なので、ソールはグリップが良く、ヒールもグリップが良く、痛くなく疲れないように
+ ソールのエッジはアッパー側に湾曲しているので、ラバースティックオンソールも違和感ないカラーで、自分側から見たときも人から見たときもラバーが主張しないように
一番うるさいカスタマーが中にいるのはいいことだと思います、みなさまのために。そんなうるさい私の監修の元、仕上がりました〜
After
ヒールはオリジナルがブラックなので、黒系の服にも合うようになっています(さすがヴィヴィアン)が、ナチュラルカラーのアッパーに合わせて、ヒールも今回はナチュラル系で組んでみました。気分でまたブラックに変えることも可能ですしね♪
ソールはレディースらしいシェイプが出るようにシェイプソールしてもらいました。丸くしているだけではないカットなので後ろから見たときにすっきりします。こちらのソールのことはハイブランドのピンヒールでご説明予定!
オーブに合わせた王冠マークのソブリンソールは、もちろんイングランド製!
履きすぎてしまっても、レザーソールの張替えは、王冠マークのソブリンレザーソールでできますよ!
Viviennne Westwood のホームページでも、Resole=ソールの張替えについて記述があります。長く履くことを前提とした物つくりをしているところもヴィヴィアンの好きなところ。さすがコブラー(シューメーカー)の娘!!
この辺は昔のブログで少し触れていますので、ご一読ください!
http://london-cobbler.com/blog/2012/08/14/2012年8月%E3%80%80夏期営業のお知らせ/