SARTOREのロングブーツ。ソールが外れたり、はがれたり、すき間が空いたり。そんなことも起こります。
その場合は、ソールが開くところまで、開いて丁寧にクリーニング。ソールを完全にアタッチングいたします。すき間から瞬間接着剤を流し込むような修理店に依頼してはだめですよー。
今回は、『サルトル重症患者さん入院』の巻 ですので、ここからが本題です。
買ってからメンテナンス、リペア、ケアをしないで、大雪の際も履いてしまったそうです。。。。。
つま先部分は、1段目(1層目)のソールは完全に減って、2段目のソールも完全に減り、ウェルトまですり減ってしまいました。ステッチ/縫いも切ってしまっています。。。
さあ、これから手術開始です。まずは丁寧に取り外すのが準備段階。普段目にすることのない部分にも損傷がないか内側からもチェックしていきます。ここまで大掛かりですと、たとえば、中で破けている箇所(特に指のあたるところなど)も一緒にリペアすることが可能です。
足の直接乗っている部分/フットベッド(中底)も今回は必要がありますので外してしまいます。
1番上からアッパー本体、2番目がソール。地面に直接つくところですので、消耗箇所です。ソール交換をする部分ですね。3番目がフットベッドと、SARTOREのタグがついている部分は、インソックス/中敷となります。