Yohji Yamamoto ヒール固定 ソール交換 Part.2

 

ヨウジヤマモトのブーツ、ヒール部分が外れた、というよりはその部分に圧がかかり、外れる前にソール側から割れてしまいました。

 

 

ソール前面にハーフマッケイステッチが入っているのですが、前側に強度があるためヒール側が外れたり折れるのではないかと思います。

たまたま今日もヒール側が外れたブーツのご依頼が入りましたが、やはり前面にステッチがありました。ヒール側をしっかり固定して前後のバランスを良くすれば、また履いていただけるようになります。

 

 

ヨウジブーツはソール交換をおすすめいたしました。

というのも、フットベッド(中底/足の直接載っている部分)も割れていまして、

 

ソールを開けてみると、シャンクもバッキリ割れていました。

ヒール固定でまた履けるようになる状態ではなかったため、アッパー以外はすべて新しく作成し、次回からのソール交換もアウトソールのみの交換ですむような方向で修理いたしました。

鉄製のシャンクが割れているのがわかりますでしょうか?シャンクとは靴にとっての背骨のような役割ですので、重症患者さんです。Dr.COBBLERの出番です。

 

 

アウトソールはビブラム2021で、ロンドンストライプで仕上げました。

今回はユニットソールにしましたが、オリジナルと同じように組むこともできます。お客様のお好みでお選びください☆

 

 

軽さ、履きやすさ、+ロンドンストライプソールを気に入っていただけました。

今後は折れたり外れたりの不安もなくお好きなヨウジブーツを楽しんでいただけますね!

その他のヨウジブーツも連続でお直ししていただき、しばらくの間、いつもお逢いしていたので最後のブーツの修理が完了したときは、すごくさみしくなってしまいました。

しっかりリペアさせていただいているので、近いうちにはご来店されないでしょうけれど、お近くにお越しの際はぜひ遊びにきてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

This entry was posted in BLOG/COBBLER NEXT DOOR, Boot&Shoe Repairs. Bookmark the permalink.