Laurence Dacade つま先補修 ソールの保護 ヒール交換 Part.2

ローレンス・ディケイドはカール・ラガーフェルドと共同でシャネルのシューズもデザインしています。

ココ・シャネルの一貫したスタイル、女性が美しくそして力強く表現されること、女性の身体と心を解放すること。ローレンス・ディケイドの愛するスタイルもフェミニンな着こなしにメンズ感をミックスすること。フェミニンなドレスやスカートを着用する時にもどこかにそのテイストをプラスするそうです。働く女性の力強さや美しさを引き立たせているのですね。

今回ご依頼いただいた方も美しく輝く働く女性です。ソールが摩耗し、アッパーのつま先部分に擦れが生じてしまいました。つま先部分の色が剥げてしまいました。

ソールを保護するラバースティックオンソールしていただくためには、つま先の補修がまず必要です。摩耗してソールがなくなってしまうとアッパー部分がむき出しになってしまい、結果アッパーが擦れてしまいます。

レディースのソールはメンズと較べると薄く2mmくらいなのですが、最近のブランドシューズはエッジの部分が1mmくらいのソールもあるため、レザーで厚みが同じになるように新たに形成して、エッジはオリジナルと同じラウンドトリムで仕上げます。つま先補修をして、ソールの厚みを戻してあげて、ラバーで保護できる状態にします。

アッパーはブラックではなく絶妙にダークブラウンが入り、まるでジュエルビートル(玉虫)のようなグリッター仕上げ(ラメが入っています)。色補修するのが少々難しかったのですが、美しく仕上げることができました。

横から見たときにソールの厚さも元通りになり、ソールをラバーで保護していますので、またこれからも青山を颯爽と歩いていただけますね☆

ご自身のブログでも、『大事なお靴を直すなら☆』とのタイトルでお褒めいただきました。うれしいです!

 

 

 

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