Karl Lagerfeld(カール様)写真展、お客様から教えていただき行ってきました。Vanessa Paradis のポスターももらえるのがグランジ世代にはうれしいです。時代を超越した永遠の定番 CHANELジャケットを女性のみならず100人以上がいろいろなスタイルで着こなしています。南青山で4/15まで開催していますよ。
写真展を教えていただいたお客様からのご依頼は、25年ほど前にパリで購入した思い出のロベール・クレジュリー。『当時はコムデギャルソンやY’sに合わせていたけれど、あの時よりも今の方が履きこなせそう。おばあちゃんになっても履いていきたいんです!』と。こんなステキなご依頼大好きです。
『滑るのでレザーソールではなくラバーソールで』とのご依頼です。画像右側のソールに穴があきはじめています。この状態にラバーを貼り、ハーフソールとするのが日本では主流のようですが、イングランドでもヨーロッパでも古いソールは取り去り、中物(コルクなど)も詰め替え、新しくソールを張り替えるハーフリソール(ソール自体が新しく生まれ変わります)が主流です。
今回はグッドイヤー製法なのでハンドソーンにてステッチをかけていきます。ヒールも滑りにくいラバーヒールでヴィンテージシューズ仕様で。John Lobb(ジョン・ロブ)のローファーもリペアにお出しいただいていて、その際にヴィンテージ仕様を気に入っていただけたので、今回も同じネイルス(釘)の打ち方にしました。
シューズの裏(ソールやヒール)って意外と他人から見えていますし、思い出の大事なシューズですから、ネイルスの打ち方ひとつひとつも大切にしてご相談したいです。
思い出のロベール・クレジュリー、ハーフリソール&ヒール交換を2足ご依頼いただきました。2足とも冒頭のシャネルジャケットと同じくクラシックで時代を超越した永遠の定番だと思います。自分も愛用の1足がこちらのブランドですが、とにかく履きやすいので、一生の定番にしたいと思っています。
今回はヴァネッサ・パラディのポスターに合わせセピアで画像を撮りました。2足のレザーソールの厚さがもともと異なっていたため、オリジナル通りの厚さのラバーハーフソールで、リソールしました。