Do The Soles,Please

イタリア製のレディースシューズにレザースティックオンソール+つま先の減り防止にメタル+ヒール交換+サイズが少し大きいため低反発製クッションにてサイズ調節のレザーソックス(中敷き)作成+シューレース(靴ひも)交換です。

Before

ソールはマッケイステッチを保護する仕上げなのですが、履いているうちにステッチは出てきてしまいます。ステッチをきらないようレザースティックオンソールして保護することにしました。

すべておまかせいただいたので、今回はイングランド仕上げでやってみたいと思います。

履いていて一番減りやすいところがつま先ですね。前から見ると目立つので、自分もいつも気にしてお手入れしたり、シューズ用の鏡でつま先の減り具合をチェックしています。

The cobbler’s wife goes the worst shod (靴直しの女房ぼろ靴を履く)ということわざにならないように気をつけています。

After

つま先につけるメタルはTriumphです。そのシューズにあったサイズを専用ネイルス(リペア用釘)で取り付けます。

男性用のパーツと思われがちですが、女性にもおすすめですよ!

イングランドのシューリペアショップでは、つま先用のパーツはこのタイプのTriumphかバイカーブーツ用のものくらいしか使用しないので、当店では長年イングランドで支持されているパーツをおすすめします。

昔はソールを削ったり掘り込んだりして取り付けるタイプもあったそうですが、ステッチを切るし、重いし、ねじ込んでソールをだめにするし。。。現在このDoをすると年寄り扱いされます(されているCobblerを見ました)

今回のリペア、どこがイングランド仕上げかと言いますと、レザーの色です。レザーステインで表面を仕上げるのですが、イングランドではこの色が少しでも濃いとやり直しさせられます。ほんとに少しでも、なんです。はじめのうちはなぜこれが濃いのか、がわからなかったです。

よく来店する紳士に鍛えられ、満足していただけるようになってからは、この仕上げで他の方からもいただくチップが増えました。

イングリッシュの好む仕上げ、彼女/彼らの肌の色と同じような白く透明感ある。。。まさに Skin  皮 と Leather  革  ですね。

よい素材を使い、素材の良さを引き出す仕上げなので美しい。English Beauty

ちなみにD.I.Yショップのペンキにもホワイトの種類がたくさんあり、それぞれに白の名前があります。買う時にとても迷います。

シューレースはドイツ製のゴールドリングポイントのもの。金具ではないのでアッパーを傷つけずおすすめです。こちらもロンドンで主流のシューレースなので、英国から仕入れています。

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