『ラバーを貼るのが好きじゃないから、レザーソールのまま履き続けたんだけど、もう捨てた方が良い?』とのご相談です。
『いえいえ、まだ履けますよ!アッパーもきれいだし、ソックス(中敷き)もきれいだし、せっかくご自分の足の形にあってきて、今が最も履きやすいのではないですか?』
『そうなのよね〜』、ということで、お預かりしました。
レペットのご相談で多いのが、素足で履くことも多いし、食事に行った時にシューズを脱ぐことが多い日本ですので、ソックス(中敷き)のよごれが気になる
AND ソールが薄いので地面を感じて痛い、涼しい時期だと足の裏が直接冷える、とお悩みの方です。
ソックスをレザーで作成し、低反発クッションをつけてあげることで解決しますよ!
Anyway 今回のリペアはフルソールするまではないと思いましたので、ハーフレザーソールして、ソール全体の色を統一、ヒール交換をします。
Before
よく見ていただくと、ソール前面の真ん中あたりが薄くなってきています。
下の画像は参考シューズです。もう少し履いていくとこんな感じに穴があいてしまいます。
ソールのつま先部分が擦れて薄くなり、先がちぎれてしまっています。ソールもアッパーから外れかけてきています。
After
ソールはラウンドトリムをとり女性らしくリペアいたします。
ソールが輝いていますね。
ハーフソールする時は念のため、そのときその時のリペアにあった専用ネイルス(リペア用の釘)を使用します。打った時に中で微妙に曲がり、足には触りませんのでご安心ください。
ヒール(トップリフト)は Made in England なのですが、最近お客様から『今までより長持ちする!ありがとう!』と感謝のお言葉をいただきました。
さすが女王の国、イギリス製ですね。