ジョージコックス 6番ソールを、ビブラム2021ブラックで張り替えました。 5番ソールくらいの厚さになり、軽くて歩きやすくなります。
どのくらい軽くなるかというと、クレープ6番ソール/サイズUK8で片足850グラムくらい(年代によっては片足で1kgになる物もあります)が、ビブラム2021ソールにすると片足500グラムくらいになります。
ジョージコックスの6番ソールが重い、というご相談を受けることがあります。自分も年齢とともに軽いのが良くなり、同じ素材で5番ソールに変えてしまいました。
重くて歩きにくいという方は今回のようにビブラム2021やシャークソールなど軽いソールに変えてあげたり、同じ素材でも一番厚い6番ソールから5番ソールや4番ソールにすることで軽くなります。
Before Halfway この状態までダウンさせた後、古いステッチを抜いていきます。
この状態だと中に詰め物をしないと段差があり、ミッドソール圧着に影響が出るので、シャンク+シャンクカバー+コルクで形成していきます。
白いステッチが見えると思いますが、このステッチがウェルトとアッパーを縫いつけており、ジョージコックスがグッドイヤーウェルテッド製法だというのがおわかりいただけると思います。 ミッドソールを圧着したところです。仮止めではなくしっかりとボンディングします。 ハンドソーンでステッチを一周させます。 マシーンの方が早いのですが、ハンドソーンの方が仕上がりがきれいなので、そうしています。ミッドソールをつけたので、今後はアウトソールの交換のみでリペアしていただけます。
重さも厚さも見た目もすごく気に入っていただけました。他のビブラムソール、例えばシャークソールでのソール交換も可能ですのでご相談ください。