ロンドンでもDainite studdedソールを指定してリペアするブリティッシュが多いのですが(オリジナルがDainiteの場合もレザーソールからDainiteソールに交換する場合も)、あるカスタマーが言っていました。”Think British Weather!”
全天候型と言われるソールなので天気の変わりやすいロンドンでは時代を超越して(Since 1894)愛され続けているソールです。レザーソールだと滑るのが不安という方にも、天気が変わりやすい日本にも合うソールだと思います。
またある日のカスタマーが言っていたのですが、『僕にはこのソールがいいんだよね。朝から晩までビジネスだからね』と。
Dainiteの由来は1800年代、工場がDay and Night 夜通し稼働していたことからつけられたそうです。Day and Night = Business という意味があるそうです。
今回はアメリカン/フレンチ/スパニッシュシューズのフルソールAfter画像です。
アメリカでも人気のソールみたいですね。SnowyでIcyなN.Yでは同じDainiteでも Ridgewayリッジウェイソールが冬用に人気があるそうです。
Dainite Studded Full Soles
4 American Vintage Shoes
仕事用のシューズで、たまに屋根に上ることもある(命綱はつけるそうです)、と伺い滑りづらいソールをおすすめしました。
4 French shoes Charlse de Batz
ホワイトのビーズワックスステッチをご希望されました。フランス出張1週間前のお預かりでしたので、それこそDay’n’nightで仕上げました。このモデルがもうないそうで大事にされています。
4 Spanish Shoes MEERMIN
ブラックとボルドー2足お預かりしました。もう一足はレザーソールでした。こちらは雨用ということでブラウンのソールとヒールでフルソールしました。
当店ではヒールの穴にネイルス(釘)は8カ所すべて打ち込みます。使用するネイルスもイングランドより取り寄せている高品質のものです。
ステップラー(シューリペア用のホチキス)で止めただけだったり、
釘3本くらいですませたり、
ボンドで貼付けただけだったり(笑
。。。なんてことはありませんのでご安心ください。
Dainite Since 1894 時代を超えて使われ続け、意味があってネイルスを打つ穴が8つあるわけですので、敬意を払いネイルスを打っています。